荒野行動の危険性は？課金トラブルや出会い厨などの問題

荒野行動は中国で作成されたアプリです。中国と聞くと心象が悪くなりがちで、最近のゲームではユーザーの年齢や性別、行動を知るためにLINEやTwitter、Facebook、Googleアカウントなどの連携を要求してきます。

アカウント連携に抵抗がない人は何も気にしないですが、アカウント連携に抵抗がある人は情報が抜かれるのではないか？悪用されるのではないか？乗っ取られるのでは？と不安になる人も多いようです。

また、荒野行動はボイスチャットでチーム戦ができたり、ランダムマッチでいろんな人と話せる機能が付いていて未成年が絡む出会い系アプリとも揶揄されることもあります。ゲームとしては楽しいですが「危険性」について不安になる保護者やユーザーが多いのも事実です。この記事では荒野行動の危険性について「荒野行動を専門に扱うゲームメディア」の視点で解説していきます。

荒野行動は危険なのか？

遊ぶ分には全く危険性はなし

ゲームの仕様とルール

荒野行動は100人のユーザーが１ステージに解き放たれ、1人だけが勝ち残ることを目的としたソロプレイ、チームで勝ち残ることを目的としたデュオ、スクワッド、クインテッドが存在します。チームを組むときは友達同士でプレイできたり、全く知らない人と協力することもあるなどプレイヤーがプレイする上で不便のないように設定されています。

ただ、遊ぶだけならボイスチャットは使わないのでゲーム内で設定された挨拶文を使ったり、文字を打ってコミュニケーションを取れますが、プレイ中はほとんど会話がなく、相手を倒すことに注力するのでコミュニケーションが必ず発生するゲームとは言えず、シューティングゲームとしての比重が高いゲームになります。

課金の重要性

荒野行動では課金する＝強くなるといういわゆる「札束ゲー(課金した分だけ強くなるという意味)」の要素がありません。テクニックが重視されるゲームのため、何十万円課金していても無課金の人の方が強いというケースも珍しくありません。そのため、無課金でも遊ぶことができるため、ソシャゲでランキングに入るために何十万円も使ってしまったということは一部の依存性ユーザーを除いておきえません。

荒野行動が危険性あるアプリと言われる理由

出会い系と揶揄される出会い厨が多い

荒野行動はボイスチャット機能を使ってチーム内でコミュニケーションを取りながらプレイを進めたり、単純にフレンドとして会話ができる機能がついています。この会話機能は全てのユーザーに設定することもできれば、フレンドのみ、チームのみといった仕様に変更することができます。

2023年時点ではユーザーはかなり減りましたが、2018年〜2020年にかけてはユーザーが非常に多く荒野行動を利用して未成年が成人と出会いトラブルになるといったことが多くありました。この事実はYahoo!ニュースにも取り上げられています。

現在も全ユーザーが利用できる「広場」というリアルタイム掲示板では「今からお話しできる人」などを募集する投稿が多く見られます。出会い目的が全てではありませんが、下心を持ったユーザーがまだまだ多いのも事実です。

変なユーザーも多い

ネットゲームあるあるですが、日常では起き得ない会話をするユーザーも多く見受けられます。成人を迎えていて自分の行動に責任を持てる人なら冷静に見ることができますが、まだ言葉の意味やシーンなどを理解できない子供が見て良い影響を与えるとは到底思えない会話がよく見られます。このようなユーザーの質を考えても荒野行動が危険と思われるユーザーは一定数いることでしょう。

男女比では男が多い

センサータワーの利用情報によると、2022年7月から9月までの日本国内における「荒野行動」ユーザーの男女比は約6：4で、25歳以下のユーザーが約33％と最も多く、若い世代に支持されている情報が出ています。

男性ユーザーが多い現象はマッチングアプリと同じ現象が起きているといっても過言ではありません。ちなみに国内のマッチングアプリのユーザー数は男7.5：女2.5という比率が平均的です。荒野行動をマッチングアプリに例えるならサービスの良いばらつきのあるマッチングアプリの部類といっても良いでしょう。

課金トラブルで高額請求になる

当サイトにも荒野行動で「子供が○十万円課金してしまったから返金してほしい」や「知らぬ間に課金されてるから返金してほしい」といった問い合わせが届きます。

当サイトは運営ではないため、このような問題には公式からの返答を待ってくださいとしかいませんが、課金トラブルは多いなとよく感じます。実際に当サイトでは以下のページを用意しています。

課金トラブルはソシャゲのどのタイトルにも言えることなので荒野行動が特別危ないというわけではありません。しかし、実際には車両スキンや衣装スキンが魅力的に感じて子供が親のクレジットカードで引くまで課金し続けるという問題が起きています。

これはゲームの問題ではなく、親の責任監督の問題ですので、荒野行動が危険とはいませんね。また、間違った課金については金券やアイテムの回収が行われ返金される例もありますので、そういう意味では荒野行動の運営は健全と言えます。

SNSとの連携が危険？怖い？

荒野行動ではTwitterやLINEといったSNSとの連携を求める機能があります。イベントの参加条件にTwitter連携が求められることも多いです。

しかし、現在SNSを連携してのトラブルはなく、むしろアカウント引き継ぎや復旧に利用できるなどゲームの保存として役に立っています。また、Twitterはゲーム専用アカウントとして「捨て垢」を紐づけてプレイすることもできます。個人情報を少しも漏らしたくないという方は「捨て垢」を使ってプレイするのも良いでしょう。

また、荒野行動はSNSとの連携を絶対にしなくてはいけないというワケではありません。連携をしなくてもプレイしたり、ゲームデータを保持することはできるので個人情報が抜かれるという心配はありません。

荒野行動の危険性によくある質問

荒野行動の男女比は？

センサータワーの利用情報によると、2022年7月から9月までの日本国内における「荒野行動」ユーザーの男女比は約6：4で、25歳以下のユーザーが約33％と最も多く、若い世代に支持されていることがわかります。詳しくは「出会い厨のトラブル事例」をご確認ください。

荒野行動の人気は？

荒野行動の人気は2018年が最もピークで翌年2019年にユーザーが３分の1まで減少。そこから2020年にユーザーがピーク時の半分に戻りましたが、2023年時点では2020年のユーザー数の5分の1にまで減少しています。